目黒区でおすすめ！日本三大不動の一つ「龍泉寺（目黒不動）」
2023/12/11
こんにちは！ぽっかぽかです。年末のおでかけには、歴史あるパワースポットで新年の幸運を祈願してみてはいかがでしょうか？そこで今回は、目黒区でおすすめのパワースポット「龍泉寺」をご紹介します。
平安時代に創建された歴史あるお寺「龍泉寺」
今回ご紹介する龍泉寺は、目黒区下目黒3丁目にある天台宗のお寺です。正式名称は「泰叡山 瀧泉寺」といい、目黒不動の名でも親しまれています。お寺に伝わるところでは、創建は平安時代初期の大同3年（808）、開山は慈覚大師（円仁）ということです。
龍泉寺の本尊は、慈覚大師の作と伝えられている不動明王像です。関東最古の不動霊場であり、熊本県の木原不動尊、千葉県の成田不動尊と並んで、日本三大不動と呼ばれています。
不動信仰は江戸中期以降に盛んになりました。三代将軍徳川家光が、江戸の町を護るために江戸の町の5ヶ所に不動を設置したからです。当時、目白・目黒・目赤・目青・目黄の五不動が安置され、目黒不動も多くの参拝客で賑わっていました。
江戸時代の建築物も残る貴重なお寺
龍泉寺の建物の多くは、戦災で焼けてしまいました。本堂は1981年に再建されたものですが、焼け残った前不動堂や勢至堂は江戸中期の仏堂建築であり、とても貴重なものです。正面階段の左手には「独鈷（どっこ）の滝」があり、現在でも二筋の清水が竜口から注いでいます。滝前には「水かけ不動明王」が安置され、龍泉寺を訪れる参拝者の多くが不動明王像に水をかけて祈願をしているのです。
また、龍泉寺裏手の墓地には、江戸中期の蘭学者・青木昆陽の墓があります。こちらも国指定文化財の貴重な場所です。昆陽は飢饉に備えてサツマイモの栽培を促進するよう八代将軍吉宗に進言したことで知られ、「甘薯先生」とも呼ばれました。毎年10月28日の目黒不動の縁日には、昆陽にちなんで『甘薯祭り』が行われています。
一度は見てみたい！厄払いや大願成就の護摩祈願
龍泉寺といえば「護摩祈願」が有名です。全国から多くの祈願者が訪れるほど霊験あらたかな秘法で、一般参拝とは異なり、事前申し込みをした人だけが本堂へ上がることができます。
護摩祈願では、不動明王本尊の前に壇を設け、護摩木を積み上げ焚き所願成就を祈ります。目の前で大きく立ち上がる炎は迫力満点です。炎は不動明王の「智慧」そのものとされ、人々の煩悩を焼き尽くして清らかにし、願い事は煙と共に天上へ届けられることで成就するといわれています。
新年に向けて厄払いしたい人、新年に叶えたい願い事がある人は、ぜひ龍泉寺の護摩祈願に申し込んでみてはいかがでしょうか？家族みんなで一年無事に過ごせたお礼参りや、初詣に行くのもおすすめです！
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