世田谷区の癒しスポット！夏休みに行きたい「等々力渓谷」
2022/06/03
こんにちは！ぽっかぽかです。毎日暑い日が続きますね。こんなときにおすすめの、世田谷区内の冷涼スポットをご紹介します。
約1Kmにも及ぶ等々力渓谷の魅力
等々力渓谷は都内に残る数少ない渓谷の一つで、23区内では唯一の渓谷です。都心にありながら豊かな自然を残す「都会のオアシス」でもあります。渓谷内には多くの桜の木があることから、桜の名勝としても知られています。そんな等々力渓谷があるのは、東急大井町線等々力駅から徒歩2分ほどの場所。駅前は穏やかな住宅街という雰囲気ですが、渓谷へ続く階段を降りるにつれて緑豊かな渓谷の自然に包まれていきます。
等々力渓谷には現在でもあちこちに湧水が残り、場所によっては汲んで持ち帰ることも可能です。敷地内には古墳や不動尊もあり、歴史ある渓谷の姿を垣間見ることができます。また、修行者が打たれたという滝も残っており、神秘的で荘厳な雰囲気を味わうことができます。渓谷の底には川があり、あたりには冷涼な空気が流れています。夏の暑い日でも、等々力渓谷の中は澄んだ涼やかな空気で満たされているのです。
世田谷の歴史も勉強できる
等々力渓谷は、都内でも珍しい古墳スポットです。都指定史跡の等々力渓谷三号横穴古墳という名前で、ガラス越しに古墳内部を見ることもできます。この古墳は、古墳時代末期から奈良時代のものと推定されています。古墳内からは須恵器や金銅製耳環といった装飾具などと共に、男女と子供の三体の人骨も発見されました。
また、豊かな水源を持つ等々力渓谷ならではの生態系も見所です。シラカシやケヤキ、コナラといった樹木や、湿った場所を好む植物たちがたくましく生息する姿を見られます。四季折々の移ろいも美しく、春の桜や秋の紅葉だけでなく、一年を通して彩り豊かな風景を楽しめるスポットです。谷沿いの斜面には地層を観察できる場所もあります。古くからある渓谷ならではの、「見て触って感じる学び」ができるスポットでもあるのです。
休憩所もあり、お散歩にぴったり！
渓谷内は鬱蒼とした緑のトンネルになっており、夏の強い日差しも遮ってくれます。空気もひんやりと涼しいので、夏のお散歩スポットとしてもおすすめです。ただし、谷沿いの遊歩道は場所によっては幅が狭く、木の根や植物が張り出して道をふさいでいる場所もあります。ベビーカーでは通行できないので注意が必要です。また、遊歩道と谷川の間には柵などがなく、小さなお子さんは転落の恐れがあるのでしっかり手をつないで散歩することをおすすめします。
等々力不動尊内にはお茶屋さんがあり、歩き疲れた足を休めるのにおすすめの場所です。甘味メニューがあり、エネルギー補給にもぴったりです。夏のおでかけ場所に困ったら、ぜひ等々力渓谷に足を運んでみてはいかがでしょうか？
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